roseに口づけを

愛島セシルに愛を捧ぐウェブログ

「不幸は幸せのエッセンス」

という言葉がうたプリDebutのセシルルートに出てきます。

セシルさん曰く現アグナパレス女王の琴美さんが昔言っていた言葉だそうで、
「人はいいことばかり続くとそのありがたみを忘れてしまう」という戒めらしいです。
セシルさんはこの言葉から連想して、幸せな時間をもったいなく思い、もっと愛おしみながら過ごすべきだったと言っていました。

でも私はこの言葉が全然好きじゃありません。
「ありがたみに気付くためには不幸が必要」という理屈に納得できないからです。
不幸な出来事が起きなければずっと無い方が幸せだし、不幸じゃなくても身近な幸せに気付いて大切にできる人はたくさんいます。
また、周りから見てどんなに幸せそうに見えても、どんなに満ち足りた暮らしをしていても、自分が不幸だと信じて疑わない人だっています。
その逆に、不幸な目にあったために、今までの幸せが逆に自分を苦しめてくることだってあります。
そうして悲しくなって、最後までずっと悲しい気持ちで暮らしてしまう人もいるはずです。
だから幸せに気付くために必要なのは不幸ではなく、幸せを見つける心の余裕だと思います。

それにDebutのセシルルートで起きた不幸な出来事が人為的な嫌がらせだった*1ことと、その元凶が反省してる場面が描かれなかったことが不満でした。
また不幸の後に待っている幸せの部分が短いのもあり、この言葉が腑に落ちませんでした。
エンド分岐3つもあるのに幸せなエンディングが恋愛エンドしかないので物足りなかったです。
あとの2つは先輩が目立ちすぎだった上に、最後が突然あっさり終わって意味不明でした。
シナリオ書いた人はサブキャラの方が好きなの?って思う物語がたまにあるけど、Debutもそんな風に感じてしまう話でした。
書いた人は主人公とセシルに興味がなく、カミュを他の誰よりもかっこよく描きたかったんじゃないかと疑いたくなるほどでした。

先輩エンド*2も友情エンド*3も不幸を乗り越えた先にある、主人公とヒーロー役との幸せな場面が全然足りません。

そんなに不満に思ったストーリーだったので、
「不幸は幸せのエッセンス」という言葉も、
「少しくらい不幸な目にあっても我慢しろ」とシナリオを考えた人に言われてるみたいに思えてきて腹が立ちました。
あのストーリーを説教っぽい言葉でいい話風にまとめられたことが気に入らなかったです。
あれをいい話と思わせるのは無理があります。

ストーリー全体的に嫌な場面が多いところが好きではないし、能力を退化させた上で失敗するシーンを作るところ*4も好きじゃないです。
私はこのシナリオとは気が合いませんでした。
乙女ゲームなんだから、自分で選択したメインヒーローとの楽しい場面をもっと読ませて欲しかったよー!!


以下蛇足。
内容はネタバレ感想文のような不満爆発日記。

この言葉が気に入らない理由

私には、「不幸は幸せのエッセンス」という言葉が良い言葉だと思えません。
不幸に納得できなくて苦しむことを責める言葉にも思えてしまいます。
不幸な出来事を無理やり納得したり、不幸な目に合わせる人を正当化したりする時にも使える言葉だと思うので、なんだか気に入りません。

ゲームシナリオと照らし合わせると納得いかない

でも私がこの言葉に納得できなかった一番の理由は、
この後の展開でセシルさんは理不尽な目に合ってばかりで、嫌がらせをしてきた人が報いを受けることなく終わったからです。
嫌がらせが不発に終わることもありましたが、持ち前の体力とポジティブ思考で回避できただけなのですっきりしませんでした。
多分ギャグシーンだったのに笑えなかったです。

ストーリーの途中からは嫌がらせの範疇を超えて、主人公達を騙して利用してきたことにも腹が立ちました。
利用された結果、主人公は体を乗っ取られて好き放題され、この世から存在が消えそうになりました。
セシルさんも泥棒みたいな真似させられたり、罵詈雑言を浴びせられたりと酷い目にあいました。

私が個人的にムカついたのは主人公が隠していた楽譜を勝手に渡され、主人公の意思と関係なくセシルのデビュー曲に採用されたことです。
それも良いと思って推薦したわけじゃなく、セシルには歌いこなせないだろうという思惑があったのがムカつきます。
主人公がされたらすごく傷付くことだと思うのに、選択肢一つ選んだだけで納得させられ、あっという間に流されてしまったのが不服でした。

ストーリー全体を通して、シナリオの都合に沿って嫌がらせを甘んじて受けながら、悪意ある相手から好意を汲み取る努力をさせられるのが苦痛でした。*5
そしてストーリーの最後には相手側の悪行が勝手に許されて終わってしまい、不満に思いました。
私はコメディのノリでいいから一度くらいは悪行の報いを受けてほしかったのですが、
シナリオを書く神の手は最後まで不幸の元凶の味方でした。

先輩キャラの印象

先輩は単体で考えると設定が面白いキャラクターではあるんですけど、Debutストーリーの段階ではセシルさんの先輩として考えることになるので、そうなると苦手なタイプの人です。
アイドルとしてかっこよさそうなのは理解できるし、キャラクターとしては面白いとは思うけど、
セシルさんと先輩が一緒にいるのを見ているのは苦手です。

私はドSキャラに苦手意識があるからか、好きなキャラが意地悪されてるのを見ているのが嫌だったし、見てるだけで助けられないのも嫌でした。
主人公がドSな攻略キャラに意地悪されるのはそういうスキンシップするキャラ設定だと思えば、ルートをクリアすることはできます。
でもそういうキャラは乙女ゲームじゃなくて、少女漫画に出ているのを傍観する方が好きだなと思いました。

シナリオとは意見が合わなかった

このように、私はストーリーに納得がいかなかったので、琴美さんの言葉をストーリーに照らし合わせてもやはり納得がいきませんでした。
これは琴美さんの言葉ではなくてシナリオを考えた人の言葉だと考えた方が納得いきます。

多分、Debutのセシルルートのテキストと私は価値観が合わないと思います。
なんというか、言葉の使い方が合わない感じです。
エッセンスはバニラエッセンスとかそういう意味で使っているのでしょうか。
一滴や一匙分のちょっとした不幸って意味で使ってるんでしょうか。
私はちょっとした間違いのせいで美味しいケーキがダメになることもあるのに?って思ってしまいます。
だからネガティブな言葉に聞こえました。
伝えたいメッセージはポジティブなはずなのに、言葉がネガティブなので不満が勝ります……。
なんでこんなにネガティブな意味合いにも取れる言い回しを選ぶんでしょうか。
もっと他に言い方なかったのかな?

セシルルートを恋愛エンドでクリアしたら分かるんですけど、この言葉は今後のストーリーの伏線としてわざと強調していたらしいです。
しかしこれは伏線と言えるのでしょうか。
この台詞が出てきたところでゲームをやめるとセシルさんが苦しまなくて済むので、そういう意味では伏線と言えるでしょうか。
しかし不幸なシナリオを耐えたプレイヤーへの報酬として考えると、幸せな場面の描写が微妙*6*7*8だったので、不幸が多いストーリーに仕立てたるための言い訳じゃないの?と感じてしまいました。

シナリオとテキストへの不満が爆発

エンディングの一番いいところでスチルと場面があってなかったり、誤字や「頭痛が痛い」みたいな文が出てくるのは酷いです。
最後まで進めても溜飲が下がらなかったので、不幸な目にあっても我慢しろみたいに思えて腹立たしくなりました。
だから不満ばかりが心に残りました。

特に先輩が知らぬ間に改心したっぽい空気出してきたことと、悪いことした人達が謝罪する場面が見られなかったことが本当に不満です。*9
一応ストーリー上では謝罪したことになっているのですが、後日談としてテキストで簡単に説明されて終わったので私は謝罪の場面を見られませんでした。

そのせいで釈然としませんでした。
出来ることなら悪党としてこらしめたかったけど、それが出来ないのはうたプリ的には予想通りです。
なので、せめて謝罪の場面をきちんと見たかったんです〜!なんで省略するんだよ〜!
「謝罪があった」の一文だけで済ませるなよ〜!

悔しいので心の中で斬り伏せてやります。
成敗っ!!

ゲーム内での意味合いを考え直した

☆追記
恋愛エンドの終わりぎわを読み直したら、主人公のモノローグ?に

『エッセンス』なんて言葉では足りないかもしれない。
今、セシルさんの存在は、
わたしの不幸そのものを、
丸ごと幸せに変えてしまうから。

っていうテキストがあったんですけど、このポエムは意味がわかりません……。
「セシルさんといると幸せすぎて少しの不幸くらいじゃわたしは不幸にならない」っていう意味であってる??

辞書で調べたらエッセンスには「本質」とか「真髄」って意味があるそうですが、この意味だと文脈おかしいですよね。
「不幸は幸せのエッセンス」を「幸せと不幸は表裏一体」という意味に取ると言葉単体では意味が通じますが、ポエムに当てはめるとやはり微妙です。

だから違う意味だと思って幸せに不幸を加えるとか、不幸がスパイスだとかフレーバーだとかいう意味だと思ってたんですけど、私が思ってた意味とは逆なのかな?

「『エッセンス』なんて言葉では足りない」ってどういうこと?
「『エッセンス』が足りない」ということはこの文での『エッセンス』は少量のものを指すんと思うんです。
だから「不幸は幸せを感じやすくするスパイスである」って意味かと思ったんです。
だけど『エッセンス』が「足りない」って言ってるってことはもっと欲しいって意味にもなりますよね?
でも不幸を欲しがるってちょっと変じゃないか……。
幸せの方が『エッセンス』ってこと?
でもそれじゃあ不幸の比率多くない?って思うし、「たくさんの不幸は少量の幸せを噛みしめるために必要なものである」って意味になります。
この意味の方が、ルートクリア後の印象にピッタリなんだけど……。多分これだと違うよなあ。

分かんないです〜!なんなんだよもー!!
まじめに考えるのバカバカしいってことですか!?
考えるのやめます……。

氷の国の女王への不満が爆発

☆2020/06/13追記
セシルルート終盤で登場する女王の話。
女王には可哀想な事情があるらしいのですが、主人公達には無関係な話なので同情できませんでした。
不幸な人生だからと言って、他の人間の人生や幸せや自由を侵害するのはおかしいからです。
お前の都合なんか知らんがな。

また、永久凍土の氷の国の女王様というキャラクターは白猫プロジェクトにもいます。
彼女は次期女王であって少し立場は違うものの、女王になると外へ出られない運命なので設定は同じです。
しかし彼女は女王になっても決して一人ぼっちにはならないだろうと思えるキャラクターです。
【白猫】ソフィ・思い出 - 白黒wiki | Gamerch
だからうたプリの氷の女王が幸せじゃないのは、自身の性格と口の悪さが問題なんじゃないのかなと思いました。

この女王には同情できなかった

前述した通り、うたプリの氷の国の女王は白猫プロジェクトと似た設定なのですが、うたプリの設定では国を維持するために女王は城から一歩も出られないのだそうです。
女王はそのせいで性格が歪んだキャラクターみたいに描かれていました。

しかし、そもそもの国の維持システムに欠陥があると思い違和感を覚えました。
氷の国の設定が「氷が溶けるから城から出られない」までいっちゃうと現代的ではないというか、現代劇の世界観に合っていないと思ったし、魔法でなんでも解決しちゃう独自の世界観ともミスマッチに思えました。
女王が他人の体を乗っ取る魔法を覚える前に、国のシステムを改善する魔法を研究していたら、もっと早く自由になれたかもしれないのになと思いました。

それから、手紙が女王の手元に届かなかった話だって、手紙をチェックする人に事情を説明しておいたら違ったかもしれないのになと思いました。
部下に命じて手紙をチェックする場面に立ち会うこともできたかもしれないのに、何故しなかったのか不思議です。
普段はワガママ放題で部下に何でも命令しまくっているんだから、大好きな人からの手紙の為ならもっとワガママを通してでも行動していたら良かったのになと思いました。
うたプリの氷の女王は、城と部下に守られているうちに自分の力で動けなくなった人の話ということなのでしょうか。
もしそうだとしても、女王は性格が意地悪すぎるので同情できません。

女王への不満が大爆発

女王が言った悪口一覧
友千香 (何を言ったかは不明)
音也 平民風情が触るな・目障り
トキヤ 根暗なお前に明るい場所は似合わない・部屋の隅でうずくまってろ
那月 図体ばかりでかい天然 ・お前が一番鬱陶しい・ たんぽぽの綿毛と戯れてろ
ちょこまか動く邪魔なチビ
真斗 余計なくちばしを挟むなカッパ頭
レン (子羊と呼ばれて)家畜呼ばわりする無礼者・チャラチャラするな・女はみんなお前が好きだと思うなよ
早乙女 チャラチャラしていて大嫌い

みんな酷い言われようです。
女王は早乙女のことは本当は好きなので、こうやって並べるとレンは比較的好意的に見られてると思うし、
本当は派手でチャラい男が大好きなような気がします。
あと、悪口が短い音也・真斗・翔はどうでもいいと思われているように思えたし、
悪口の内容が人格否定になっているトキヤと那月は特別嫌いなように思えました。

話が逸れました。

私が特に悲しかったのは、主人公のふりして友千香に謎の悪口を言ったこと、トキヤに「根暗は明るいところに出て来るな」って言ったことです。
それから、セシルさんのことをたくさん馬鹿にしたことです。
恋敵の女性の息子だから憎たらしいのか知りませんが、セシルさんには特にあたりがきつかったです。*10
嫌いとか歌が下手とか一方的に言われたのも悲しかったけど、「日本の血が半分のハンパもの」って言うのはあんまりにも酷いです。*11

あと言葉以外にも態度も最悪でした。
主人公のふりしてセシルさんのことたくさん傷付けたので腹が立ちました!
主人公のふりして嫌いって言ったり露骨に嫌な顔したりしないでよー!
私だって先輩と女王がショッピングデートしてるシーン見せつけられて退屈だったけど我慢したわー!!
今攻略してんのセシルルートだっつうの。

好みじゃないキャラでも自分でその人を選んで遊ぶ時だったら楽しめるんですけど、
主人公の座を違うキャラに乗っ取られた状態で他の男キャラとのデートシーンを見せられたのが嫌でした。
しかも本命キャラのルートでこのシーンを見せられたのが本当に嫌でした。

こんなふうに、私は女王に言いたいことがたくさんあるのです!
やっぱりちゃんと謝ってほしかったーー!!

主人公とセシルの場面が物足りないことへの不満

他のゲームだと男女の主従関係はわりと好きなんですけど、このゲームの女王様と先輩のお戯れシーンは全然楽しくありませんでした。
女王と先輩のショッピングのシーンに対しても、
セシルさんと主人公がショッピングモール行ったシーンはばっさりカットしたくせに!と不満に思っただけでした。
ボウリングのメモリアルだって、セシルが音也にボウリングについての説明聞きに行く話で、「セシルが主人公とボウリング行ってどうなったかはご想像にお任せします」オチだったし!
私が見たいところそこじゃないわー!*12

そこじゃないメモリアル*13*14も謎のデートシーンもいらないわ!!
Debutは何かにつけて要らんシーンが多いんじゃー!!
乙女ゲームでは自分で選んだ攻略キャラクターと主人公の恋愛ストーリーを読みたいんです!
そこのところよろしくお願いします〜!

余談

永久凍土の国の女王の元ネタについて。
ちなみにうたプリも白猫も、女王のキャラクター設定の元ネタは聖闘士星矢であると思われます。
白猫プロジェクトの方は聖闘士星矢の真似だと言われていたので、その白猫に似てるうたプリもまた聖闘士星矢の真似だと思います。
私は聖闘士星矢を知らないので真偽は不明ですが、「聖闘士星矢が色々なゲーム漫画アニメの元ネタになっている」という雑談を見かけたことがあります。
設定が斬新でストーリーも面白くて、真似したくなるほどにかっこいい作品なんだろうなと思っています。

*1:女王の口ぶりから「恋愛と王族の使命を両立できるかという話の一種である」とも考えましたが、その話はファンディスクでやりました。結論も出しています。わざわざ他国の八つ当たり女王に蒸し返される意味がわかりません。

*2:セシルと和解したっぽい先輩が無駄にかっこよさげに去って行っておしまい。 追加されるメモリアルはセシル不在で先輩4人のお食事会の話。主人公とセシルが出てくるシーンが全然ない。

*3:突然改心した先輩についていけなかったです。長いバトルシーン>>>秒で終わる主人公とセシルの再会シーンっていうテキスト量の差にも不満が募りました。 極め付けに、その再会シーンでのスチルは先輩が主役になっていた……。 その後テキストでは先輩が惜しまれながら去っていく感じの空気になったのですが、私はついていけませんでした。 私がクリアしたのセシルルートだよね?と思って、先輩を心底邪魔だと感じたエンディング。

*4:前作で出来てたことが出来なくなってたり馬鹿になってたりする。そのせいで先輩に叱られるから違和感がある。シナリオの都合で退化したように見えてしまい、成長の描写に見えなかった。

*5:この人達は万人にツンデレな性格なんだと思おうとしたけど、年上設定キャラのツンデレは大人気なく思えます。私は萌えられませんでした。

*6:エンディングの幸せな場面で「頭痛が痛い」のように文章が崩れていたのが不満。

*7:幸せな場面の量や質が物足りなかった。ルート中に苦しんだ主人公が、問題解決の場面で体乗っ取られて蚊帳の外だったのがつまらなかった。

*8:悪役が断罪されなかったし、まともな謝罪も出来ないキャラだったので和解した気がしない。ずっと苦しかったのにスッキリしないまま終わり、カタルシスを感じられなかった。

*9:先輩は友情エンドで一応謝ってくれたものの「すまなかった」の一言だけで終わったので、最後まで偉そうだなと思ってしまいました。あとセシルさんには謝らなかったのが嫌でした。

*10:嫌がらせの対象がセシルだった理由もあることにはあるのですが、結局は「嫌いだから」という理由から来るもののようです。口調や言葉のチョイスは昭和のお局みたいなのに、大人気ない人です。

*11:でもこの場面で解放されるメモリアルはセシル視点で主人公との思い出が語られるエピソードなので好きです。Debutセシルルートのメモリアルはこれと恋愛エンドのメモリアルが好きです。でも好きな理由はセシルと主人公の話だからであって、文章が特別ときめいた!ということでもないです。

*12:Repatから主人公が蚊帳の外に思えるメモリアルが増えている傾向でしたが、Debutはストーリーに先輩がたくさん登場し、スチルもメモリアルも先輩ばかり登場していたので不満に思いました。ここまで主人公いないとは思わなかった……。

*13:セシルルートでそこじゃないと思ったメモリアルは、セシルさんが料理中にいびられる話と、特訓と称していびられる話と、セシルさんが先輩の社交スキルを褒めちぎる話と、先輩の歌を褒めちぎる話と、乗っ取りを仕組んだはずの先輩が何故かセシルさんを励ます話と……先輩が出てくるメモリアルは全般的に苦手な内容でした。

*14:先輩にも良いところあるんだよ!って伝えたい気持ちは伝わりましたが、セシルさんの言葉として読むのが難しい部分が多かったです。狙ったようなわざとらしい表現が散見されるのが不愉快でした。 もっと乙女ゲームっぽいエピソードが読みたかった……。