roseに口づけを

愛島セシルに愛を捧ぐウェブログ

Sweets Vampire 〜key to melt your heart〜 感想文

Q-pot.コラボ「Sweets Vampire」シリーズのトレーディングドラマCDの感想文です。

大まかな感想

ストーリーは特にない

ドラマCDだけどストーリー性はなかったです。
CDのジャンルはささやきCDなので、本来ならストーリーはなくてもいい物なのですが、
今回は特殊な設定があったために少し期待してしまいました。
期待外れでがっかりでした。

それから、
今回の役名はセシルだけど愛島セシルさんではないので、どういう設定のCDなのかよく分からなかったです。

コラボ企画として宣伝上のキャラクターを演じている設定なのか、
企画の中で作ったドラマの一部を切り取って販売した設定なのか、
パラレルワールドの設定なのか、
一体何なのかよくわかりませんでした。
楽屋裏コメントとかがないので困りました。

しかし愛島セシルがセシル役を演じたことだけは確かなようで、
直筆メッセージも愛島セシルではなくヴァンパイア・セシルのメッセージに読めました。

声優さんの声の感じは、セシルという役を愛島セシルの演技でやっていると思いました。
声はセシルさんなんだけど、
キャラクター設定がセシルさんではない人でした。

なので、ゲーム本編の設定や情報だけを気にするタイプの人は聞かなくても問題ないCDだと思います。
口説き文句も過去のささやきCDと比べたら全然甘くないです。
ミルクチョコレートキャットと名乗っておいて甘くないとは何事だ!!

説明が長くて眠くなりました

トラックの長さは全部で13分ありますが、途中からヴァンパイア設定の説明に時間を割いたために長くなったようです。
設定を話してくれるだけなのでストーリーはないです。
先生が教科書を音読するだけの授業を思い出すような感じで、ぶっちゃけると退屈で眠くなりました。

シチュエーション的には、添い寝しながらセシルのお喋りを聞く感じです。
添い寝してもらいながら話を聞く、眠くなるCD。
実質添い寝CD?
昔そういうCDあったよね。
私は持ってないけど流行ってた気がします。
うたプリで音也を演じている寺島さんが添い寝彼氏?のキャラを演じてるCDもありますよね。
初回限定盤にしかないキャストコメントで失言してプチ炎上していたという情報を見てCDの存在を知りました。
皆さんはあれから彼氏できましたか。

彼氏と言えば、
恋人ができてから恋愛ゲームを馬鹿にするようになる人とか、
オタ卒してグッズ大量に処分してる人を見たことあるから、
私も万が一彼氏ができることがあれば好きじゃなくなるのかなって考えたことがあります。
ずっと好きでいるのは無理なんでしょうか?
考えると怖いです。

期待しすぎた結果がっかり

スイーツという題材とセシルさんを以ってして、
さして甘くもないまま終わるささやきCDになることを、
どうして私が予想できようか?

ささやきCDとして売っているけどヴァンパイア設定を説明したいだけのCDに聞こえました。

私の中でのささやきCDのスタート地点がSweet Holidayなので、このドラマCDをささやきCDと呼んでしまうのかとがっかりしました。
ドルチェヴィータ乙女ゲームっぽくなかったらどうしよう……。
泣きたくなりそうです。

詳細な感想

ナレーションをするセシルさんはとても良い

冒頭にナレーション台詞が入っておりますが、声優さんのナレーションではなくキャラクターがナレーションをしているようです。
セシルさんが仕事をしていると思って聴くと、ときめくし面白いですね!
でもこのお話のセシルかしずいてなくない?
ナレーション詐欺だね。

棺はチョコレートでできている

大きなチョコレートってことになるのでしょうか。
とっても美味しそう!
そして頑張れば壊せそう。なんなら溶かせそう。
この棺に鍵いらなくない?

開始3分で通常運転

最初は警戒していていつもと違う雰囲気のセシルなんだけど、開始3分でいつものセシルさんに戻ります。
ウルトラマンみたいだね。

珍しくツンツンした態度で面白かったのに短すぎ!
もっとツンツンしててよ〜!
ツンツンからのデレを見たかったよ!
つまんないの〜。

開始6分でベッドで寝る

ずっこけた先がベッドという展開はラブコメディ好きなので「いいね!」と思いましたが、いきなりベッドが出現した印象を受けました。
セシルが転んだことよりも突然のベッドの登場に驚きました。
なんか添い寝し始めたけど私はそれどころじゃないです。

でも、びっくりした時のセシルの声は好き〜。
ドラマCD系の商品は、声だけで表情を想像するのが楽しくて好きです!

部屋の間取りと家具配置が気になる

セシルとベッドで寝ましたが、同衾ではなくただ寝転ぶだけです。
セーフでした。
会話の中身も仲間の話をしているだけなのでとっても健全です。
健全な話好きなので良かったです。

ただ、ヴァンパイアのベッドって棺じゃなかったの?と思いました。
この倒れたベッドは一体なんなのか?
寝室に棺があって棺の中で寝てたってことになるんだけど、どういう状況なのかよく分かりません。
ベッドあるなら棺いらなくない?

ここはどこ国?

そもそもここの館の設定もなんなの?
話の流れで指切りげんまんをしていたので、
指切りげんまんって外国にもあるのかな?と思ったのが、どの国の話?と思ったきっかけです。
インターネットで調べたけど、日本独自のもののような気がしました。
www.jmedj.co.jp

世界観がよく分かりません。
Q-pot.に行けばわかるの?日本国Q-pot.地方なの?
私いけないんだけど(泣)

昔セシルは村に住んでいたらしい

このセシルは愛島セシルと違う人なので、ヴァンパイアになる前は王子じゃなかった可能性もあるのかな?
設定がボンヤリしてて分からなかったです。
セシルを仲間に誘ってくれたヴァンパイアはオトヤとアイだったらしいですよ。
全員分聞けばヴァンパイアになった順番も分かったりするのでしょうか。
私はセシルにしか興味ないからその設定はどうでもいいかな……。

最後やっぱりぐいぐい来る

ここはとってもセシルさん。いつものセシルさん。
エンジンかかるの遅すぎるよ〜。
もう終わりですか?って思いました。

聞いた後の感想

セシルの声は素敵だが話が退屈で眠かった

ささやきCDとして考えると、良いところはセシルが喋っていることくらいでその他はつまらないCDに思えました。
途中から出てくるヴァンパイア設定の説明台詞が非常に長いです。
しかもこのCD単体では設定を把握させる気がないのか最後まで聞いても全容が分からないのです。
聞いていて眠くなってしまいました。
その後は眠くなった眼を覚ますようなポエムも、驚きの展開も特に何もなく終わりました。
最後まで眠かったです。

二人称に不満

せっかく“スイーツ”ヴァンパイアなのに、「sweet」が入った二人称が一つも出てこなかったのも期待外れでした。
こういう時こそここぞとばかりに呼びなさいよ!

「My princess」って言えばセシルらしいと思われがちだけど、あれは王子の身分であるから使っている呼び名だと思っていたので、ヴァンパイア設定のセシルが使うと意味わからないなと思いました。
元は王子だったけど村人を経てヴァンパイアになったのかなと考えてもみましたが、そう言われてもよく分からないな。
じゃあやっぱりダメです。

いっそヴァンパイアらしい二人称を新しく作っても良かったのでは?
でもそんなにセシルが使う二人称にこだわって聞いてるのはきっと私だけです。
どうでもいいこと気にしてる自覚はあります。
でも気になるよ〜〜。
あー、馬鹿みたい。

ヴァンパイア設定にしてまで何をしたかったのか不明

ヴァンパイアというモンスターは好きな題材なので楽しみにしていたのですが、あんまりヴァンパイア感がなかったことも残念でした。
棺で眠っていたり、銀の弾丸・ニンニク・聖水に怯える台詞はありましたが、
誰もがよく知る設定をヴァンパイア感を出すためだけに捻じ込んだ感じがしたので、つまらなかったです。*1
それ以外なんにもヴァンパイアしてない気がしたのでつまらなかったです。
せめて血ぃ吸わんかい。

「スイーツヴァンパイア」という新しいモンスターとして考えても、スイーツヴァンパイアにしかできない特殊能力を披露することはありませんでした。
わざわざ特殊なシチュエーションにした意味はあったのでしょうか?
もしかしてQ周年でQ-pot.とのQ血鬼コラボっていうダジャレが言いたかっただけ……?

ヴァンパイアのセシルって何者?

ヴァンパイアでチョコレートでキャットって一体どんなモンスターなのか知りたかったのに、CDを聞いてもさっぱり意味不明だったことが一番の期待外れでした。
特に、ビジュアルを初めて見た時から何故セシルさんには尻尾が生えているのかを知りたかったのですが、それすら分かりませんでした。

猫っぽいセシルさんは可愛いけど、猫になったのは呪いのせいだから、見る時の気持ちはちょっと複雑でもあります。
セシルさんは王家の権力争いのせいで魔女に呪われ、猫になりました。
アグナパレスの魔法は音楽の魔法なので、呪われた人は音楽の神様の怒りを買った状態です。
セシルさんは猫になった時に、将来の夢も家族も故郷も、信仰する神様からの信頼も失いました。
早乙女学園に辿り着くまでには命も失いかけました。
クップルは可愛いけど、セシルさんが猫になったエピソード自体は暗い話です。
だから猫の格好しているのを見ると、私は素直に可愛いと思っていいのか分からなくなります。
(しかしニャーとか猫の鳴き真似する台詞は好き♡という謎判定)

猫だから猫役でいいよねって理由じゃない、こういう役柄だから尻尾が生えていますっていう説明が欲しかったのかもしれません。
CDじゃないところで説明してる可能性もあるけど、
私はその情報を知ることが出来ないので…めっちゃモヤモヤする〜。

内容を不満に思った理由を考える

昔話のくだりが邪魔くさい説

ストーリーはあってないような感じですが、流れをざっくり言うと
ナレーションのセシルさん→警戒モードのセシルさん→HITOMEBORE→ベッドに転んで寝る→昔話の設定を説明→ぐいぐいモードのセシルさん
といった感じでした。

昔話パートを重視して考えると、あれだけでは世界観を把握できなくて物足りなく感じました。
ささやきCDとして考えると、昔話パートで中弛みしてしまっていました。
この商品はささやきCDとして発売していることを考えると、正直言って昔話は邪魔です。
何よりも台詞が説明的すぎるし、設定もなんだか普通です。
特に驚きも何もなく終わってしまった話でした。
CDの再生時間が13分もあったのですご〜いと期待しましたが、途中で飽きてしまいました。
長けりゃいいってものじゃないんですね。

トレーディングのせいで不満 説

このCD1枚が800円と考えると妥当なクオリティかもしれないですが、800円で本命のCDを手に入れられるかどうか?と言うと、殆どの人が800円では済まないんじゃないかと思います。
そう考えるとこのCDのストーリーはクオリティが低いと思いました。
トレーディングCDとして売られたせいで、商品内容への不満ばかりが強く心に残ってしまいました。

感想おわり

以下蛇足

あー物足りない!
口説き文句を言う場面ちゃんとあるのに、スイートじゃないのはなんでだろう?
キス描写なかったから?
でも全くキスしてないはずのシャニライのお誕生日ストーリーは大満足でしたよ……。
この違いはなんだろう?
セシルだけど愛島セシルじゃない人のお話だからつまんなかったのかな。

だよなあ。あのセシルはセシルさんではないものなあ……。
キスしないのも会ったばっかりっていう設定なら当たり前です。

でももし他のメンバーでキス描写ある人がいたら、私はその人に対して怒りたいと思います。
八つ当たりだ!!

ひとーつ、人の生き血を啜り!
ふたーつ、不埒なキス三昧!
みーっつ、猥らでスケベな鬼を!
退治てくれよう、桃太郎!!


吸血鬼も鬼だからと思って書いてみたけど、イマイチですね。

おわります。

*1:どうでもいいけど私がウィキペディアを読んで気に入ったヴァンパイアの弱点は「招かれないと家に入れない」と「地面に落ちた粒を数えずにはいられない」でした。これだけ聞くとめっちゃ弱そうなところがツボ。