roseに口づけを

愛島セシルに愛を捧ぐウェブログ

私はBLが苦手です

日記のついでにBLが苦手な理由について書いた時の話を別記事に分けました。

私がBLを苦手なのはいろいろ理由があります。
中でも特に気になってしまったことは、BLをする際の前提条件です。

腐女子の人いわく、BLのカップリング表記は「二人が性交渉するとしたら受け攻めどちらなのか」を示すものだそうです。

なんでもBLカップリング表記は全て性交渉の際の役割分担が基準であり、
「二人の性交渉シーンを描かなくても、する場合の役割が決まっているならカップリング表記しなければならない」
という暗黙のルールがあるそうです。*1

この理屈で言うと、
性描写の有無に関わらず、この世の全てのBLカップリングは性交渉することを想像した上で組み合わせを決められている。
ということになります。
それなのにBLの年齢区分は18禁じゃないようです。
よく分からない。

また、先に性交渉での役割を決めてからカップリングするために、「逆カプ」「リバ」というのが火種でしばしば喧嘩が起きるようです。
よく分からない。

私は昔、友達が腐女子だと知った時にBLについて知ろうとして色々調べました。
その結果、
「BLカップリング表記は性交渉時の役割分担が基準であり、性交渉することを想定してカップリング表記を決める。」
というBLの前提条件に苦手意識を持ってしまいました。
そしてBLが好きな人とは考え方に違いがあると思ったので、BLが苦手になりました。

だから自分からは見ないようにしたいと考えています。


腐女子の人いわく、BLはファンタジーなのだそうです。
だからBLに出てくる男は異性愛者でもなければ、現実の同性愛者とも全然違うものであり、そもそも男なのかも分からないといいます。
私はBLに出てくる男のような人は、人間の男ではなくBL愛好家女性のアバターだと思っているし、
BLカップルのやりとりを妄想する行為は、お人形遊びの延長線上にある物だと思っています。*2

だからBLは同性愛とは全く違うものである
はずなんですけど、腐女子の人はよく同性愛とBLとを関連付けて話しています。
私にはそれが不可解です。
女として男が好きな異性愛者なのに、どうして同性愛のことを分かったふうに語りたがるんでしょうか?



また、インターネットを見ていて覚えたのですが、
BLには、BLをするためにキャラクターや物語を一から作る「オリジナル*3BL」と、
既存の漫画・アニメ・ゲーム等のキャラクターを利用してBL物語を勝手に作る「二次創作BL」の2種類があるそうです。

「オリジナルBL」の方はよく知りませんが、「二次創作BL」に使われる既存の男性キャラクターが同性愛者であることは極めて稀であり、
私が目にしてしまった二次創作物は、全て異性愛者の設定がある男性キャラクターを用いたBLでした。
キャラクターの性自認を勝手に変えて、「このキャラはホモ」と言いながらBLにしているものでした。

つまり二次創作BLとは、
異性愛者の女性が既存の作品のキャラクター設定を利用し、
既存のキャラクターの性的指向を捻じ曲げ、
己のエロい欲望のために作り出した創作物でしかありません。
BLは現実の同性愛とは全く関係がないのです。
関係がない物なのに、どうして同性愛のことを分かったふうに語りたがるんでしょうか?


私がBLの中で特に苦手意識を持っているのも、後者の「二次創作BL」です。
理由は、自分が好きなキャラクターでBL妄想をされている話題やイラストを目にするのが嫌だからです。

なので私はBLの話題に触れないよう努力しました。
しかし上手くいきませんでした。
インターネット上のオタクが集まる場所でBLの話題を避けることが困難だったからです。

二次創作BLを好む腐女子の人達は、
「オタク趣味がある人は誰もが二次創作に精通し、BLを愛好している」と思っている節があります。
とんでもない誤解をしていますね。

オタクは二次創作同人誌が好きであり、
BLを嫌いな人はいないので、腐女子のBLトークに寛容である。
このような勘違いをしているから、
だからオタクが集まるところで当然のようにBLの下ネタトークをするのです。

私がBLの話題を避けることが難しかったのはそのためです。
私はBLの話題が苦手なので、オタクの集まるコミュニティに参加するのを控えるようになりました。


現在も私はBLの話題を避けるための工夫をしてはいます。
ですが、こうして二次創作BLに対する愚痴だらけの日記を書いていることを考えれば、
避けても避けられていないということが分かります。
私がBLを避ける工夫をしてもあまり効果がないということです。
外的要因によってBLを避けられないのだから、どう工夫しようが何の意味も効果もないことだと感じます。
インターネットを利用する限り、
版権キャラクターをホモと呼び、BLキャラクター扱いする楽しみ方をしている人達の噂話からは逃れられないようです。

一度キャラクターがBLにされている事実を知ると、BLという概念を頭の中から消すことができなくなります。
自分にBLの発想がなくとも「何を見聞きしてもBLを想像する人がいるんだ」という不安からは逃れられません。
そんな考え方があるなんて知りたくなかったです。
知らなかった時に戻りたい。
BLの概念がない世界に戻りたい。

*1:実際の発言を探してきました→ 同人オタクの言う出戻りっていうのもよく分からないな…。漫画やアニメ作品のファンコミュニティが居場所になっていそうな感覚?作品のことをジャンルって言う人はこの感覚でオタク趣味してるよね。(itest.5ch.net/test/read.cgi/doujin/1579211196/)

*2:BLのみならず、カップリングを作り恋愛妄想をする二次創作は全てお人形遊びの延長にあるものであり、それを分かった上で楽しむものだと思っています。しかし腐女子の人は「(BLカップリング名)は公式ホモ」と騒ぐ人が悪目立ちしているので、お人形遊びの自覚がない人が多い印象があります。

*3:自分で一から考えた作品は「オリジナル作品です!」って言うみたいで、そこから来てるっぽい?「趣味で漫画(イラスト)描いてます」って自己紹介されたら、自分で一から考えた物を想像するのが普通じゃない?って思った。差別化する必要ができて生まれた言葉なのかな?「オリジナル」を「二次創作」と表記揃えて言うと「一次創作」って言うみたいです。