roseに口づけを

愛島セシルに愛を捧ぐウェブログ

汝の敵は誰某

寺島拓篤さんのブログを読んだ感想文の記事後ろの方に書いてしまった話を別記事として新規に作り直しました。
前述の感想文からは逸脱した話題なので映画とは関係ない愛島セシルさんの話です。
というか萌え語りってやつです。


寺島拓篤さんのブログ感想文の途中で諍いとか書いたけど、創聖のアクエリオンも生まれ方(種族)や考え方が違う人達が敵対している戦いの話でした。
アニメで観たようにお互いの違いを受け入れて赦し合えるのが理想だけど、現実は上手くいかないです。
争ってる時の人間は相手を下に見ようとするものだけど、分かり合うためには対等にならなきゃいけないと思います。
そして、上から目線の人と対等に向き合うことはできないと思います。
汝の敵を愛せよっていう教えがあるのは、それが普通の人間には難しいことだからだと思います。
自分に敵意を持った人に対して優しい気持ちで接することは、私にはとても難しく思えます。
だから自分に敵意のある人にも慈愛の心を持てる人はとても強いと思います。
人として尊敬します。
例えそれが二次元のキャラクターであっても!

異国の血のせいで疎まれていたのに、国と民のために王族としての使命を放棄しなかったセシルさんは素晴らしい王子だと思います。
恨んだり復讐したりといった暗い考え方には向かわないところがすごいです。

このセシルルートの出来事について考えていたら、以前インターネットで読んだ記事を思い出しました。
確か、大河ドラマ*1に出て来るエピソードを引用していた記事でした。
それは、政をするにあたって人間と獣との違いを知っておかなければならないという話だったと思います。
獣と違って人間は言葉を話せるので、恨みを買うことがあれば先祖の恨みが代々語り継がれて遺恨となる。
だから民への対応を、獣を駆除する時のように簡単に考えてはいけない。
自分の代だけじゃなく先のことまで考えて民と付き合わなければ国を滅ぼしてしまう、みたいな話でした。

セシルさんは王様になるために育てられた人なのでそういうことを教わっていたのかも知れません。
それでも、知っていても簡単にはできないことだと思うのでやっぱりすごいと思います。
乙女ゲームにおいては国を捨てる選択をした方がかっこいいキャラクターもいるし、そっちが正解だと考える人もいるとは思うけど、使命を選んだセシルさんもまた正しいと私は思いました。
と言うか、そんなセシルさんが私は好きです!
セシルさんはかっこいい人です!!

おわります。

*1:2020/03/19 追記:調べ直したら「功名が辻」の話でした。