roseに口づけを

愛島セシルに愛を捧ぐウェブログ

love letter for シャニライ

シャニライのサービス終了のお知らせが出ました。

ものすごく丁寧にサ終を匂わせしてくれていたから、鈍感な私もさすがに察していたことでした。
そうでなくてもいつか終わるってわかっていたけど、それでもやっぱり寂しいです。

以下は、シャニライに感謝を伝えたくて書いたラブレターです。
とっ散らかってて読みにくいですが愛はこもってると思います。


シャニライは「365日いつでもアイドルに会える!」というコンセプトの女性向けのリズムゲームでした。
タイトルのワードからインスピレーションされて、『Shining☆Romance』『Force Live』というテーマソングも作られました。
特に『Shining☆Romance』(公式の通称:シャニロマ)では
「365日ゼンブ 捧げて欲しいMy princess」
という、うたプリファンの心揺さぶるキラーフレーズまで生まれましたね。
(※個人の感想です)

ですが、実際には、365日ゼンブを捧げてくれていたのは私達ファンではなくシャニライの方だったと思います。

356日会えるというコンセプトの通り、
シャニライを遊び始めてからは、毎日プリンスさまに会えるのが当たり前で日常になりました。
早朝には眠そうな姿、朝会えばおはようの挨拶、
お昼になったらお昼ご飯の話、夕方になるとおかえりなさいの挨拶、
夜にはお疲れ様という労いの言葉、深夜には夜更かしのお誘い。
365日24時間いつも傍にいてくれるみたいな台詞の数々と、
まるでそこに生きているみたいに動くLive2Dモーションが私は大好きでした。

シャニライを遊んでいる間は、いつもシャニライがあることが当たり前になっていました。
それこそ、この毎日がずっと続くと勘違いするほどです。
勘違いしてたから、ここ数年はシャニライに対する気持ちがぞんざいになってたところもあった気がします。
もったいないことをしたな。
私は大事なものを失くしそうになった時にしか大事って気付かないタイプみたいですね。

これはアプリゲームであり、会社が運営しているWebサービスなのだから、いつか終わることは分かっていました。
頭では分かっていたけれど、やっぱり今はとても寂しいです。

シャニライを遊んでいる間、世の中ではいろんなことが起こりました。
北朝鮮のミサイルの警報を初めて聞いてめちゃくちゃ怖かった朝とか、
地震で家の食器が全部割れたんでないかと思った日とか、
その地震の後に停電になって困った時とか、
新型コロナウイルス(COVID-19)が流行って不安だった日々とか、
私のおばあちゃんが亡くなった日とか、
なんかめちゃくちゃ死にたくなったりした日とか、
いろいろあったけど、いつもシャニライが傍にいてくれました。
私の身の回りの小さな世界でも、もっと大きな世界でも、いろいろと辛いことがたくさん起きた期間でした。
6年間というのはそれだけ長い期間だったなと思います。

でも、そんな嫌なことがたくさんあった6年間でも、
うたプリのことを変わらず好きでいられたのは、
うたプリへの情熱の火を絶やさずいられたのは、
シャニライがいつでも傍にいてくれたからのような気がします。

うたプリは、新規のゲーム開発がずっと遅れています。
昔から関東地方でのリアルイベントに力を注いで、関連グッズを販売する企画方針になっていたと思いますが、
ゲームの供給が絶たれてしまったため、地方在住のファンの心を繋ぐことが非常に厳しくなってきていたと感じます。

そんな中でも、アプリゲームという形でうたプリファンを楽しませてくれたシャニライがいてくれて本当に良かったです。
うたプリファンがうたプリのことを忘れずに、
うたプリをもっと愛せるようになれるゲームでいてくれたシャニライに、
私はとても感謝しています。

作中のストーリーも、優しくて幸せな世界観のゲームでいてくれたから、
嫌なことが起きた時に遊んでも癒されるゲームだったことが本当に嬉しかったです。

6年の間に辛いことや悲しいこと、嫌なことがたくさんあったけど、
シャニライがいつも傍にいてくれて楽しませてくれたおかげで、
嫌な思い出だけの6年間にはなっていないです。

辛い時にシャニライの画面の中にいるセシルさんをタップしてコミュニケーションをするだけで、私の心がどれだけ救われたことか。
正直ゲームのキャラにこんなに入れ込んでて痛い自覚はあるので、あまり重大さが伝わらないだろうなと思うけれど、
本当に本当に助けになりました。

また、シャニライのおかげで、長期間にわたって鳥海さんによる愛島セシルの最新ボイスを聞き続けられたのも最高でした。
今思うと奇跡みたいだったなと思いました。
CDやゲームのリリースごとに最新の声が聞けるんじゃなくて、毎年の行事ごとに更新されていたんですよ。
サービス終了のお知らせを聞いてから冷静に考えたら、ありえないことだっだなと思います。

そのおかげで、鳥海さんが花粉症にやられてる時期に収録されたボイスはセシルさんも鼻声になるんだな、という豆知識を得ることができました。
秋のボイスは鼻声になってる物があるので、秋頃の更新に備えて収録されるボイスは花粉症の時期に録りがちなんだなっていう。
季節の移り変わり?を感じることができましたね。

それだけでなく、声優さんがこうして息をして演技をしてくれているから、キャラクターが生きているみたいに感じられる!っていうことも考えることができました。

【余談】
セシルがUR報酬で初登場した時のイベントは秋開催だったのですが、それと同時期に収録されたっぽいボイスは声色が似ていて若干鼻声っぽいです。
というかシャニライの収録ボイスは、既存のボイスに随時追加される形式だったので、時期によって音の聞こえ方が違っていたりします。
なので、花粉症かどうかに関わらず、ボイスの聞こえ方によって同時期に収録されたかどうか判断できそうなところがありました。

そんなことを気にするようになったのも、
シャニライを遊んでいる期間の中で声優さんへの認識が変わっていたからです。
声の変化がわかるようになったのは、シャニライ遊ぶ前の時よりも鳥海さんの情報をチェックするようになったせいだと思います。
つまり昔よりも鳥海さんの演技を好きだと思うようになり、
セシルさんの演技を味わって(?)聴くようになったからだと思うので、
そういう意味でも時間の流れを感じますね。

※鼻声っぽいボイスはほんのごく僅かです。
殆どのボイスはシャニライのゲーム内初期ボイスと同じ感じのセシル声にチューニングを合わせてくれています。
プロフェッショナルです。
【余談おわり】


また、コロナ禍で声優さんの収録に制限がかかっていた時のボイスでは、
全員の声の聞こえ方がなんかそれぞれ違うふうに聞こえたりしていたので、
大変な中でもなんとかしてボイス収録してくれたんだなって思って、声優さんに感謝することができました。
(確か2021年あたりのバレンタインデーボイスでそう思った気がします)

声優さんだけでなく、アプリの運営をしている人もすごく大変な仕事だなと思っていました。
ゲームに不具合があった時は夜中や朝方まで対応することもありましたし、
初めは一種類しかなかったイベントも増やしていってくれたり、
いろんなキャンペーンやってくれたり。
ホームページの特設サイトはいつもデザインが可愛かったし、
誕生日のたびにバースデージャック仕様にしたり、
サンリオピューロランドコラボの時のホームページも可愛かったし、
アイコンメーカーとかいうのまで作ってくれましたね。
(私は当選しなくて不貞腐れていましたが)SNSでの懸賞キャンペーンや広報も頑張っていましたね。

それから、シャニライで密かに好きだったのはゲーム画面のUIが見やすくて可愛いことでした。
私はゲームのUIがクソダサい&安っぽい&使いにくく改悪されただけでログインする気が失せて辞めたことや、
UIが可愛くなくてゲーム画面が見辛いという理由でアプリゲームを辞めたことがあります。
画面デザインが可愛くてすっきりしていて見やすく使いやすかったことは、シャニライが誇るべき美点だと思います。


それからリズムゲーム画面も良かった。
背景も可愛かったし、ノーツデザインも4つとも可愛かった。もちろんホーム画面の背景もアイドルの衣装も全部良かった。
ゲーム画面で目に映るものどれも良かった。
押せるボタンが立体的なボタン画像で、ここは押せる!ということが視覚的に分かりやすいところも良かった。
ボタンとかノーツの輪郭が低解像度になってたりしないところとかも、全部良かった。


他には、イラストがすごくすごく好きでした。
Live2Dも含めてシャニライ絵柄のセシルさんが一番見慣れているし、今では一番好きな顔になってしまいました。
新アプリになったらこの顔のセシルに会えないと思うと、それが一番寂しくて辛いです。
シャニライは本当に絵が良かった。
みんなに一番知られているアニメ版の絵柄を元にしているから親しみやすかったし、線も塗りも丁寧で好きでした。
カードの最高レアリティにしか施されないキラキラエフェクトも華やかに見えるから好きだった。
シャニライの絵柄のグッズを買うのが大好きでした。

ストーリーも好きでした。
絵柄はアニメ版だったけど、プリンスさまは乙女ゲームだった時の距離感で来てくれたのが本当に嬉しかったです。
アイドルとして仕事を頑張る姿も見られたし、オフモードで恋人の距離感でのストーリーも見られたし、
「アイドル(候補生)と恋する」といううたプリの初期コンセプトを守ってくれていたから最高でした。

ゲームジャンルがリズムゲームだったことも私にとっては最高な点でした。
私はパズルゲームとぽちぽち押すだけのゲームが苦手だったから、そういうゲームだったらこんなに頑張って遊べなかったと思います。
(実際にうたプリアイランドはすぐ飽きてしまいました)

また、私が乙女ゲームのコンシューマー版うたプリを購入した動機が「ミニゲームリズムゲームも遊びたい!」だったので、
リズムゲームが必須だった時のうたプリを大事にしてくれた感じが嬉しかったです。

リズムゲームだったことによって、シャニライを何気なく遊んでうたプリの音楽に元気付けられたことが何度もありました。
これがただのBGMとして触れる音楽だったら、あんなに心に響かなかったと思います。
リズムゲームとして遊び、指でノーツに触れながら、歌声やメロディや伴奏をなぞることで、うたプリの曲をより深く味わうことができました。

乙女ゲームうたプリリズムゲームは、伴奏を演奏してプリンスさまに歌ってもらうみたいな感じでしたが、
シャニライのリズムゲームは指で音に触れるみたいな感じで楽しかったです。
触ったところからノーツが消えていくので、綺麗に演奏できた時は魔法みたいで楽しかったです。

私は、うたプリがずっと一番大好きで生活の中心だった人生を歩んでいないので、うたプリが好きなことを忘れそうな時も正直ありました。
でも、元気のある時もない時も、いつでも気軽に遊べたシャニライのおかげで、
私がうたプリを好きなこと、愛島セシルさんを好きなことを思い出せた場面が何度かありました。
シャニライのリズムゲームを遊べば、私がうたプリの歌を好きなことを思い出せたからです。
シャニライが楽しかったおかげで、うたプリを好きだということを忘れずにいられたし、うたプリへの愛が深まりました。

6年もの間、たくさん楽しませてくれてありがとうございました。
サービス終了までの日にちが思ったよりも少なくて正直焦っているけれど、自分にできる限りの時間を使って楽しく遊びたいと思います。