roseに口づけを

愛島セシルに愛を捧ぐウェブログ

とても個人的な話

個人的な話だと言ってしまえば私のブログ記事は全部そうなんだけど、今回は特にそうなのでタイトルにしてみました。
先日ブックマークしておいた記事を読んでいたら色々と思うことがあったので、今日はそれについて書きます。

どうでもいいけど下野さんだけ顎上げ気味なのはなんでだろう。そういう癖なの?
www.cinematoday.jp

私はアニメ版のうたプリのことも、そこでST☆RISHというグループを結成したことも、どちらも好きではありませんでした。
それにニコニコの替え歌や、キャラをダムとかぼちのせとか変なあだ名で呼ばれることも大嫌いでした。
これは今も全く好きではないです。

いろんな種類のファンが増えた結果、同人誌の売買を好む人達が幅を利かせるようになり「うたプリではキャラ同士をBLにして遊ぶのが普通」みたいに言われるようになってしまったことも嫌でした。
これも今も変わらず大嫌いです。
うたプリファン代表みたいな人が「キャラ同士をBLにするのが主流」ってイメージを広めるのもすごく嫌です。


そして何よりも、アニメをきっかけにセシルのことを悪くいう人が出てきたことが嫌でした。

私はうたプリでは最初の7人が特別大好きです。
何故なら、私がうたプリを特別好きになったのはセシルルートがきっかけだったからです。

最初に遊んだうたプリにはルート攻略制限が設定されていました。
最初はAクラスのキャラクター3人のみ選択でき、彼らを恋愛エンド以上でクリアすると各人に対応したライバルキャラクターが解放されます。
そして6人全員の恋愛エンド以上をクリアすると、最後に隠しキャラクターの愛島セシルが登場する仕様でした。

セシルルートには、他6人の隠れた一面を見られるというテーマがあるらしく、プレイ中に他ルートへ想いを馳せることができるようなストーリーになっていました。
うたプリの中でも特別奇想天外なストーリーでしたが、私はそのおかげでうたプリのキャラクターや世界観の楽しさが心に強く残りました。
つまり、私はセシルルートがきっかけでうたプリが好きになったと言えます。
愛島セシルというキャラクターがいなかったら、私は今ほどうたプリを好きになっていなかったと思います。

なので、まだST☆RISHのメンバーじゃなかった時にセシルを省いたり貶めたりする人のことが大嫌いでした。
インターネット上で「(同室コンビでBLやるのに邪魔だから)セシルは要らない」というコメントを見つけた時はとても悲しかったし、腹が立ちました。

また、アニメ1期の放送直後ツイッターで「ST☆RISHの☆はファンのあなたであり七海春歌」と上松さんが発信したのを根拠にして、
七海春歌ファンにも「セシルは要らない」と言う人が現れました。
セシルのST☆RISH加入を拒否するあまりそう思ったと分かりましたが、やっぱり悲しかったです。
(逆に「同室コンビでBLカップルにして余ったセシルを春歌に押し付ければ、全員カップルにできて皆幸せだよ!」と提唱する失礼な人もいました。それに対しては純粋に腹が立ちました。)

なんでセシルのST☆RISH加入を拒否する人が出たかと言うと、ST☆RISHはアニメのストーリーの都合上、結成時は6人グループだったからです。

そもそもゲーム版にはST☆RISHというアイドルグループは登場していませんでした。
ST☆RISHのメンバー7人は、ゲーム版では全員ソロで活動するソロアイドルです。
愛島セシルは一作目の隠しキャラクターでしたが、アニメ版でST☆RISH初期メンバーである6人とは同時期に早乙女学園を卒業したので同期生にあたります。
ゲーム版での7人は「新人アイドル」という対等な立ち位置の仲間であり、同期であり、ライバルの関係でした。

しかし、アニメ版の愛島セシルは既存のグループST☆RISHの新メンバーとなり、アイドルとしては少し後輩のような立場に変更されました。
そのせいで、ゲーム版のファンとアニメ版のファンとでは愛島セシルに対する考え方が全然違ってしまったと考えられます。

ゲームをプレイしていれば、2期でセシルがST☆RISHに加入することは想像に難くないことでした。
にもかかわらず、アニメ2期で途中加入するメンバーのセシルを要らないと考える人がたくさん出てきてしまったのは、
「アイドルグループに新メンバーを加入させるのはご法度」
という暗黙の共通認識があったためだと推測できます。

何にせよ、アニメ化がきっかけでセシルはあらゆる趣味嗜好の人達から「要らない」と言われてしまったのでした。

そんなこと言わない人もいたけれど、
セシルを悪く言わない人が
ST☆RISHという素晴らしいグループに入れてもらえたセシルは幸せ者」
なんていう表現でST☆RISHと愛島セシルへの愛を語ると、それはそれでとても憎たらしく思えました。
ST☆RISHが結成するよりも前からセシルはうたプリにいたのに、と思って悔しかったからです。
アニメ化したことも、ST☆RISHというグループも嫌なことのきっかけだったからすごく嫌いになりました。


初っ端から怨念篭った呪詛を書き連ねてしまいましたが、うたプリは、私みたいな思い込みが激しく恨み言の多い人達に好かれている作品です。
アイドルもののアニメ作品のファンコミュニティは他のアニメと比べて独特な雰囲気があるように思いますが、
その中でもうたプリは何かと話題になってしまうことがあるので、過激なファンが多数ついている作品だと認識しています。
お話の中でキャラクターが競い合うような作品はファンも過激になりやすいんでしょうか。

声優さんもうたプリの仕事をする上でファンの反応を察する機会があったとしたら、不快な思いをすることがあったかもしれません。
仕事だから嫌なことがあっても我慢するのが当たり前かもしれないけれど、こんなに大変そうなお仕事をずっと続けてきたと思うと、すごくかっこいいなと思いました。
インタビュー記事を見てそう思いました。


私はインターネットで声優さんのファンの人達を見かけることが多いのですが、
その反応を見た感じだと、声優さんのお仕事は淡々と働くことを良しとされない雰囲気があるように感じています。
普通の会社員の働き方で例えると仕事の一件でしかないはずのお仕事なのに、そういう「ただの仕事の一件」という意識で普通に働くことを咎めるファンがいるからです。

オタクの中には自分のお気に入りの物が軽んじられることを酷く嫌う人が多いですが、
それが行き過ぎると他人にも自分と同じ大きさの「お気に入りの物を愛する気持ち」を抱くことを求めてしまうんだと思います。
きっと自分と同じ気持ちを抱いてほしいのです。
私もそういう部分があるのでなんとなくそう思います。

最初に埋め込んだ記事のリンクでも、声優の皆さんは、演じたキャラクターのイメージの小物などを身につけている様子がわかります。
dengekionline.com
映画の舞台挨拶という場で、全員が同じようにしている様子から、スタッフさんに言われてやってるのかなと思いました。

仮に自発的にやっていたとしても、
アニメのキャラクターを演じる声優さんの仕事は、そういった「キャラを大事にしてますよ」というファンサービスをすることが求められる仕事ということなんだと分かります。
こういうファンサービスが求められる面もある仕事なんだと思うと、厄介で大変そうな仕事だなと思います。

なーんて書いている私もやっぱりちょっと嬉しいような気持ちになるので、自己中な人間だなと思いました。
この気持ちが究極的に高まれば、私もこのようなファンサービスを強要するようになるのでしょうか。
私はキャラクターと声優さんを同一人物として見るのが好きじゃないのでそうはならない気もしますが、
強要する人にはならないよう気をつけたいです。


「自分と同じ気持ちを抱いてほしい」という話から思い出しましたが、
人間は他人と同じ思いを共有することが好きな生き物だという話を読んだことがあります。
人に共感や同感をしてほしくなるのはそういうことだと思います。
TwitterなどのSNSで他人と好きな物をシェアする文化が流行ったのも、
SNSの共有機能を利用して購買意欲を煽るビジネスモデルが流行ったのも、
SNS自体が人間の「他人と共感・共有したい」という特性を利用するべく作られたWebサービスからだと思います。

でも本当のところは、自分の思いは自分だけの財産でしかない物で、他人から見れば価値がない物だと思います。
だからこの日記に書いた私の思い入れとか思い出とか、たくさん書いた恨み言とかも、誰にも関係ない私だけのものです。
自分だけの個人的な気持ちは、他の人には100%そっくりそのまま理解することはできません。
誰かに共感してほしくても理解してほしくても、決して強要してはいけないはずの物です。

冒頭に書いた恨み言も、それらが分かってないから生まれた恨み辛みだと思います。
自分と違う意見の人をたくさん見て、自分を否定されたような気持ちになったから苦しむ羽目になったんだと思います。
自分と全く同じ考え方の人はどこにもいないという当たり前のことを忘れていたから、余計な事を考えすぎて悩んでしまったようです。

私がうたプリの映画「マジLOVEキングダム」について思ったことについても同じようなことが言えます。
私が映画の出来に満足できなかったことはとても個人的なことだなと改めて思いました。
先ほど、冒頭にリンクを貼ったインタビューを読んだ時、私は映画に対してあんなに悪い感想文を書いてしまったことを反省しました。
観ていてワクワクしたり楽しかった部分もあったのに忘れてしまっていたと気が付きました。
時間はかかると思うけど、映画に対する気持ちも自分なりに決着をつけようと思います。

ここまで書いて、私って面倒くさい性格だなと改めて思いました。
昔からずっとこうだけど、いい加減に変えていかないといけないですね。
難しいなあ。
人生って修行みたいです。


色々あったけど、私は今うたプリを楽しんでいます!
うたプリのプロジェクトが続くためには、アニメもST☆RISHもどちらも必要だったと思います。
どちらも長く続いてくれてよかったと思えるようになりました。
これからもうたプリを応援したいです。


おわり


☆2019/10/05 追記
何を言いたいのかよく分からない文章だったので直してみたら半分くらいに短縮されたものの、やっぱり何を言いたいのかよく分からない文章になりました…。
私の文章には無駄が多いですが、読むのも時間の無駄になります。